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抵抗溶接の1つである、プロジェクション溶接は被溶接物に小さな突起を設け、この部分に電流と加圧力を集中させて溶接する工法です。
突起を出すことにより、溶接時の熱平衡(ヒートバランス)を取ることができるため、厚板材や異材料の溶接が可能となります。
平板とナットやボルトの溶接、ブラケットの溶接などに使われています。
プロジェクション形状の代表とする形はボタン型であり、このボタン型について板厚と寸法とを直接関係する推奨式(米国/Mallory社)もある。
t=板厚(mm)
D(プロジェクション突起幅)=2t+0.7(mm)
H(プロジェクション高さ)=0.4t+0.25(mm)
注意:この式は薄鋼板側に突起を出す場合と厚板側に突起を出す場合によって異なる。
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